2017年03月12日

【大阪万博誘致】準備不足…本当にパリに勝てるのか 財界関係者は困惑 2017.3.11

【大阪万博誘致】準備不足…本当にパリに勝てるのか 財界関係者は困惑
産経ニュースwest 2017.3.11 18:57更新
http://www.sankei.com/west/news/170311/wst1703110066-n1.html

 2025年の大阪万博誘致に向け、政府は13日の有識者検討会でテーマや開催費用の検討結果を最終報告書案として取りまとめ、近く博覧会国際事務局(BIE)に立候補を届け出る方針だ。松井一郎大阪府知事が15年10月に誘致を表明して以来、急ピッチで議論を進めたが、じっくりと構想を練り上げた05年の愛知万博と比べて準備不足への懸念はぬぐえない。

世界をリード

 「万博は世界をリードする好機」。2月15日、各界関係者が一堂に会した政府の第2回検討会で世耕弘成経済産業相が強調した。検討会は「人類の健康・長寿への挑戦」をテーマに掲げる大阪府の基本構想を検証。報告書案には「未来社会」のキーワードを新たに盛り込み、関西各地にサテライト会場を設ける広域開催や24時間開催の検討、人工知能(AI)の活用も提案する方向だ。


松井一郎大阪府知事
松井一郎大阪府知事

 知名度低い

府の検討会は16年6月から半年足らずで最終案を策定。同年末にスタートした政府の検討会も3回目となる今月13日の会合で結論が出る見込みで、議論は「駆け足」だった。だが25年万博にはフランス・パリが昨年11月、先行して立候補を表明しており、府幹部は「世界的に大阪の知名度は低い。早く準備を進めないと」と焦りを隠さない。

 これに対し、05年に開催された愛知万博(愛・地球博)の取り組みには余裕があった。県知事が地元経済界と誘致活動で合意したのは1988年10月にさかのぼる。

 構想の検討を重ねて立候補を届け出たのは7年半後の96年4月。元外交官を顧問に迎え入れ、計43カ国を訪問して精力的にPRした結果、翌97年6月にカナダを打ち破って開催を勝ち取った。

 大阪の場合、始動の遅れを挽回できていないのが実情。BIEは開催地選考で「地元の機運」や「資金調達」への対応を重視するとされる。

 国内の盛り上がりについて松井氏は「まだまだ」と認め、最大1300億円と試算する会場整備費の具体的な調達方法も定まらない。ある財界関係者は「議論は進むが、周りはついていけない」と困惑している。
posted by 結 at 21:17| 一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする